49_アイキャッチ_Excelで数値の小数点以下を切り捨てるには?

 

 

Q. Excel(エクセル)で数値の小数点以下切り捨てるにはどうしたらいいの?

今日はこんなお困りごとを解決しますよ。

「小数点以下を切り捨て」とは、少数点以下を純粋に切り捨てること。

例)「10.564」➔「10」
例)「15.211」➔「15」

 

本来、小数点の処理パターンには大きく3つ(切り捨て 切り上げ 四捨五入)あります。

今日は切り捨ての方法を紹介していきたいと思います。

 

本記事でわかること
  • CASE1:小数点以下を「関数式(計算式)」を使って切り捨てる方法
  • CASE2:小数点以下を「置換」を使って切り捨てる方法

49_001_本記事でできること

 



Excel(エクセル)で数値の小数点以下を切り捨てる方法

CASE1:小数点以下を「関数式(計算式)」を使って切り捨てる方法

CASE1は、関数を使った方法です。

数値の小数点以下を切り捨てるには「ROUNDDOWN」関数を使います。

ROUNDDOWN関数の公式

=ROUNDDOWN(数値,桁数)

桁数…小数点を基準として、切り捨てたい位置を指定する
➔例)小数点第一位以下(小数点以下すべて)を切り捨てる場合「0」と入力
➔例)小数点第二位以下を切り捨てる場合「1」と入力

 

Excelでの操作手順

1切り捨てしたい数値=「数値」、表示させたい桁数=「桁数」としてROUNDDOWN関数で処理をする

49_002_ROUNDDOWN関数で指定

 

2指定した数値の小数点が切り捨てされる

49_003_切り捨て完了

 

 

覚えておくと便利なテクニック

ROUNDDOWN関数の「数値」には、セル番地を指定する他にも数値の直接入力でも計算が可能。

49_004_数値の直接入力



 

CASE2:小数点以下を「置換」を使って切り捨てる方法

CASE2は、置換を使った方法です。

Excelの標準機能「置換」を使って小数点以下を消すという単純な操作です。

Excelでの操作手順

1小数点以下を切り捨てしたい数値を選択してExcelメニューから「ホーム>検索と選択>置換」をクリックする

49_005_置換機能

 

2設定のポップアップで「置換」タブを開き、以下の内容を入力し「すべて置換」をクリック

検索する文字例・・・「.*」  ←半角ドットと半角アスタリスク
置換後の文字列・・・「」  ←空白でOK

49_006_置換の詳細設定

 

3選択したすべての数値の小数点以下が切り捨てされる

49_007_置換完了

 

この方法は、小数点を文字列「.(半角ドット)」として検索して、「.○○○」のように以下に続く数値ごと空白と置き換えるという少し応用の利いたやり方です。

どちらでもやりやすい方でやってみてくださいね!

 

小数点を処理する関数、残り2パターンの使い方についてはこちらをどうぞ。

 

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