Excelの絶対参照とは?相対参照との違いと「$(ドルマーク)」の使い方

今日は、Excel(エクセル)における絶対参照の入門編として以下の話を中心に解説していきます。

  • 絶対参照とは?
  • 相対参照との違い
  • $(ドルマーク)を使った記述の仕方
  • $(ドルマーク)を簡単入力するショートカットキー

絶対参照をこれから学びたいという方にぴったりの図解解説&初級編になってます。

まずは結論からチェック


絶対参照とは:
指定するセルやセル範囲を固定する参照方法のこと

関数式をコピーしたとき
「相対参照」はコピー方向に参照がズレるが、「絶対参照」はズレない

絶対参照にする方法
指定するセル参照のアルファベット横に$マークをつけることで絶対参照にすることができます



絶対参照の指定パターン
$マークの付ける位置によって指定する絶対参照のパターンが変わります
Excelで数式計算に使う演算記号一覧(A1:相対参照 $A$1:絶対参照 A$1:行だけ絶対参照 $A1:列だけ絶対参照)



$マーク入力のショートカットキー
絶対参照のための$マークを入力方法

$マークをつけたいセル参照の入力直後に「Fn+F4キー」を押す(Fnを押したままF4キー)

F4の押す回数によって以下のように絶対参照のパターンを変更できます

例えばA1:A2を絶対参照にするとして「F4」キーを...
1回押す ➛ 完全な絶対参照($A$1:$A$2)
2回押す ➛ 行だけ絶対参照(A$1:A$2)
3回押す ➛ 列だけ絶対参照($A1:$A2)
参照方法の種類一覧表

Excelで使う絶対参照とは?相対参照との違いは

絶対参照とは

Excel(エクセル)の関数や数式において、指定するセルやセル範囲を固定する参照方法のこと

対する参照方法として相対参照があります。

相対参照とは

Excel(エクセル)の関数や数式において、指定するセルやセル範囲の参照が自動で変化する参照方法のこと

Excel上では、相対参照がデフォルト機能になっているので、絶対参照にしたい場合はそのように記述しなければなりません。

絶対参照にするには

関数や数式で指定するセル・セル範囲の参照のアルファベット横に$マークをつければOK

関数式の指定範囲を絶対参照で指定すると、その関数式を別セルへコピーした場合や置きどころを移動した場合にも最初に参照指定した範囲がズレることなく半永久的に固定することができます。
絶対参照の視覚的イメージ

絶対参照と相対参照の違い

絶対参照は参照が固定されるのに対して、相対参照は『関数式の解を出力するセルと、参照するセル・セル範囲との距離感の相対関係で成り立っている』のです
絶対参照は、関数や数式のセル参照を固定する参照方法(関数や数式の解を出力するセルと参照するセル・セル範囲との距離感は関係なくセル参照を固定する)。一方で相対参照は、関数や数式のセル参照が自動で変化する参照方法(関数や数式の解を出力するセルと参照するセル・セル範囲との距離感の相対関係で成り立っている)

以下の図は、数式を下段へコピーしたときの相対参照と絶対参照の違いを表しています

絶対参照では「=B2+C2」という数式を下段へコピーしたときに参照は固定された「=B2+C2」のままですが、一方の相対参照では「=B3+C3」とコピー方向に参照がズレているのがわかりますね絶対参照と相対参照のしくみの違いを具体的にイメージした画像

簡単に言うと、
絶対参照と相対参照の違いは

参照したセルやセル範囲がずれるかずれないか

ですね!

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さて、絶対参照への仕方ですが、
先の説明で絶対参照にするには『 参照記述に$マークを付与すればよい 』と言いましたね?

ところが、
$マークの付け方(絶対参照の種類)は1つではありません。

絶対参照の種類にはどんなものがあるのでしょう?
具体的にどのようにすればいいのでしょう?

次の章では、それを解説していきます。

Excelの関数・数式でセル参照を絶対参照にする方法

絶対参照にするにはセル参照に$マークをつける

セル参照を絶対参照にするには、
セル・セル範囲のアルファベット横に「$(ドルマーク)」をつければOKと言いましたね?

例えば、

  • セルA1を絶対参照にするなら「$A$1」
  • セル範囲A1:A2を絶対参照にするなら「$A$1:$A$2」

となります。

しかし、くり返しになりますが絶対参照の種類はこの1つではありません。

絶対参照には3つのパターンがある

絶対参照には$マークをつける位置によって種類がありパターンが3つあります。

絶対参照3つのパターン

出力セルをずらしたときに
指定したセル参照(セル・セル範囲)が・・・

行方向にも列方向にも動かない
「完全な絶対参照」



行方向には動かないけど列方向には動く
「行だけ絶対参照」


 

行方向には動くけど列方向には動かない
「列だけ絶対参照」

これら3パターンは、以下のように$マークのつける位置によって使い分けができます(参照セルをA1、A1:A2を例とする)

完全な絶対参照のときは:アルファベットの両端に$マーク
行だけ絶対参照の時は:アルファベットの右側に$マーク
列だけ絶対参照の時は:アルファベットの左側に$マーク参照方法の記述形式一覧表(A1:相対参照 $A$1:絶対参照 A$1:行だけ絶対参照 $A1:列だけ絶対参照)

※相対参照は何もしない状態とイコールです

この3パターンの絶対参照を状況に応じて活用することによって、今よりも関数も数式もより便利に使いこなせますよ。

セル参照に$マークをつける簡単な方法

今度は$マークの付け方です。
この$マークわざわざ手入力しなきゃだめですか?

いえいえ、そんなことはありません!

もちろん手動で直接入力する方法でもいいのですが、もっと簡単な方法があります。ショートカットキーを使った方法です。

$マークをつける簡単な方法

関数や数式内の入力中でセル参照を指定した直後(またはセル参照を選択したあと)に、「Fn 」キーを押しながら「F4」キーを押します

そのとき「F4」キーの押す回数によって絶対参照の種類が切り替わります

F4キーの押す回数絶対参照の種類
1回完全な絶対参照
2回行だけ絶対参照
3回列だけ絶対参照
Fn+F4キーの押す回数でパターン切り替え

$マークの簡単入力方法

※使用するExcelのバージョンによっては「Fn」キー押下は必要なく「F4キーのみ押す」ことで切り替えができる場合もあります

これで、絶対参照の使い方に関してはばっちりです!

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以上、今回は絶対参照の初級編として、絶対参照とは・$の使い方について紹介してきました。

【実践編】関数・数式での絶対参照の使い方についてはこちらでチェック!